パワフル
トラックドライバーの少子高齢化が進んでいます。
トラックドライバーの若いなり手が激減したことで、女性ドライバーと高齢ドライバーの積極的採用への取り組みが奨励されるようになりました。
女性ドライバーはなかなか急には増えていませんが、高齢ドライバーは定年延長や定年後再雇用などによって増えてきています。
とは言え、人は高齢になればなるほど体力が衰え、健康面での不安が出てきます。医学が進歩し、昔より健康的な食事が可能になり、元気でパワフルな高齢者が増えたとは言え、やはり若いころに比べたら体力的には衰えるものです。
刻々と変化
一時的にでも「トラックドライバーの人手不足」を忘れられるよう、高齢ドライバーに活躍してもらうには、この健康面をどうにかする必要があります。とは言え、実は本人でもなかなか分からないのが体調です。
しかも、人の健康状態は刻々と変化します。つまり、朝は何ともなかった人でも昼ごろに急に体調を崩すことがあるわけです。
そこで開発が待たれるのが、人の健康状態を常に検知し続ける運転席です。ドライバーが運転席に座っただけで、その健康状態が良好かどうかを検知するのです。もちろん、アルコールも検知します。
ドライバーが運転席に座り、健康状態に異常があったり、異常が生じたり、もしくはアルコールが検知されるとエンジンをかけることができなくなるとともに会社に通報されるのです。健康状態の異常具合によっては最寄りの病院に連絡が行き、救急車が駆けつけるというのも良いでしょう。