不況に弱いのは
タクシードライバーは不況に弱いと言われています。
タクシー料金から言って、タクシーに乗ることはある種のぜいたくで、不況では多くの人がぜいたくを控えるからです。
その点、トラックドライバーはタクシードライバーと同じ職業ドライバーではありますが、不況だからと言って荷の運送を依頼しないわけにはいかず、不況かどうかに関係なく、仕事を依頼します。何だか、「トラックドライバーは不況に強い」と言いたくなります。
しかし、どうなんでしょう?
確かに不況だからって運ばないわけにはいかない荷、例えば食料品や日用品は不況だろうが何だろうが運びます。
不況に強い仕事も
その一方、不況だと生産を控える製品などもあります。不況では購入を控えるようなものは、たくさん作り過ぎて多くの在庫を抱えるのも何なんで、生産を控えます。
すると、その製品に関わる部品や製品そのものを運ぶことも減るわけです。運送会社としては、その分、仕事が減ります。
トラックドライバーの給料は歩合制になっていることが多いので、仕事が減れば収入も減ります。
しかし、それこそ不況でも流通が減らないようなものを運ぶ仕事は、ほぼ変わらずにそのまま続行です。また、もしかすると不況だからこそ売れる商品もあるかもしれません。
結局、トラックドライバーが不況に強いかどうかは一概には言えず、不況に強いトラックドライバーの仕事もあれば、不況下では仕事が激減する仕事もある、ということでしょうか。