年収800万以上?
トラック運転手は給料が歩合制になっていることが多く、一説によれば「やればやっただけ稼げる職業」なんて言われていますが、平均年収は330万円程度との数字もあり、「ほどほどしか稼げないじゃん」と思う人もいます。金銭感覚はひとそれぞれです。
でも年収800万円以上を稼いでいる人もいて、やればやっただけ稼げるのはまごうことなき事実。もちろん、やればやっただけ稼げるということは、やらなきゃそれほど稼げないってことです。
つまり、何も考えずに行き当たりばったりでトラックを運転し、しょっちゅう休憩したり、楽な仕事ばかりしていては給料も上がらず、トラック運転手としての株も下がるということになります。
トラック運転手が単純な肉体労働だと思ったら、それは大間違いです。トラック運転手として高収入を目指すなら、頭脳をフルに使って生きなければいけません。
そう、これは生き方の問題なのです。
荷を運び、安全を守る
トラック運転手に限ったことではなく、すべての運転手は安全運転を守ることが一番重要で、それを実現するために自己の健康管理が必須です。健康管理を怠り、たとえば運転中に失神でもしたらエライことになります。交通事故を起こします。
運転手の健康に関しては、会社がそれぞれ対策を設けています。でも、きちんと自己管理してこそ、会社の対策が運転手の健康をフォローすることを忘れずに。
睡眠不足に陥らないような生活習慣、体調の急変などを予防する食事や適度な運動、それらがあってこその安全運転であり、安全運転あってこその仕事です。重大な事故など起こしてしまえば、いくら高収入でも吹き飛んでしまいます。
人が避ける仕事こそ
トラックをただ運転していれば、勝手に荷が目的地に届くわけではありません。
荷を無事に届けるには、荷を傷めないようなおだやかでていねいな運転をしつつ、効率的に作業して指定された時間に荷が届くよう、他の車の流れに沿って、しかも交通事故を起こさないようにトラックを走らせる必要があります。
渋滞などの情報もつかまなければいけません。
そうした情報を得るために自分なりに地域の人の流れを研究したり、運転手同士で情報を交換したり、地道な努力を重ねた者が高収入を実現しています。
もちろん、トラック運転手の仕事にはいろいろな種類があり、長距離だったり、重い荷を手作業で積み下ろししたり、人が嫌がる仕事ほど給料が良かったりします。そうした仕事を率先して受けることが肝心です。
そんな大変な仕事を安全にやり遂げれば、トラック運転手としての収入はもちろん、株も上がるというものです。