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トラックドライバー 体験談

いろいろ経験できるトラックドライバー

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まずはじめに

私がトラックドライバーになったのは1979年のことだ。もともと父親がトラックドライバーだったので、自分の中では「仕事=トラックドライバー」だと思っていた。
いや、正確に言うと、父親は私が中学2年生になるまでは料理人だったので、私も高校を卒業し、料理人になるかトラックドライバーになるか、迷った。別に親の跡を継ごうと思ったわけではないのだが、何となく親と同業なら、その業界を想像しやすかったのだ。
結局、トラックドライバーになったのは、高校の先輩でトラックドライバーになった人がいたからだ。つまり、想像しやすさが少し増したわけだった。
そんなわけで、取り立てて特別な動機があってトラックドライバーになったわけではなかった。

さらに

それでも、仕事の仕方次第で効率的に短時間でできたり、荷を安全に運ぶためのていねいな運転を身に着けたり、工夫次第で技能が向上していくところにトラックドライバーの仕事の面白みを感じ、仕事を楽しいと感じるようになっていった。
私が最初に入った会社の仕事は、比較的近場の工場と工場を行ったり来たりするのが主な仕事だった。だが、そのうち、長距離の仕事もしてみたいと思うようになった。会社に、もともと長距離の仕事をしていたが、歳を取ったので近場の仕事に移るためにウチの会社に入ってきた、トラックドライバーとしては大先輩と言えるベテランがいて、その人から長距離の仕事の体験を聞き、無性に自分もやってみたくなったのだ。

さらにさらに

そんなわけで30歳になったころ、長距離の仕事が多い会社に移って、長距離トラックのドライバーになった。ベテランの大先輩は「長距離トラックこそ、トラックドライバーの仕事の醍醐味を一番濃く体験できる仕事だ」と言っていたが、確かにその通りだった。
まだ私も若かったし、業界のルールもゆるかったので、危ない目に遭ったこともあるし、ちょっとした怪談めいた体験もしたりした。
その後、私はさらにキャリアップしたいと考え、けん引免許危険物取扱者の資格を取って、タンクローリーで危険物を運ぶ仕事もやってみた。
だが、最近、やはり年齢的に体力の低下を実感し、近場のルートを回る仕事に戻った。
いろいろな仕事を体験し、その間、会社も3回ほど移った。だが、我が生涯に一片の悔いなしという思いだ。

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