ドライバーのための転職情報コラム

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トラックドライバー 体験談

北海道まで

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鬼の形相

僕はまだトラック運転手になりたての新人です。仕事もしっかり覚えたとは言えず、上司や先輩に怒られる日々です。
ただ、上司や先輩も感情的に怒るというより、何よりも安全が大事なので必死になるあまり怒ってくれているし、怒った後でそのことをネチネチと言わず、サバサバしているので「仕事を辞めたくなるほど苦痛」とはなりません。僕も上司や先輩のように真剣になって仕事を覚えようという意欲がわきます。
とは言え、やはり上司の怒った形相を見ると「何を言われるのか」と思って、いつもハラハラドキドキしてしまいます。
そんなある日、出勤すると上司がいつもの鬼のような形相で近付いてきます。僕は何やら悪い予感しかしなくて「昨日は何かやらかしたっけ」と、記憶を必死にたどりましたが、これと言ったことは思い当たりません。

初の大役

僕は表情を引きつらせながら「おはようございます」と、うわずった声であいさつしました。すると、上司は表情を少しも変えず「うむ。実は君には北海道までの長距離の仕事を頼みたい」と言ってきました。
トラック運転手の仕事と言えば「やればやっただけ稼げる仕事」として、仕事が大変なほうが大変じゃない仕事より報酬が上がります。僕は以前から長距離のトラック運転手はやはり花形だと思って憧れていました。上司にも「長距離の仕事をしたい」と希望してきました。
それがかなったのです。
そんな仕事に抜擢された上、しかも行き先がグルメいっぱいの北海道なんて、僕にしてみたらのようです。上司は僕を鍛えながらも、仕事の上達振りをしっかり見ていてくれたようです。
ただ、鬼のような形相は普段からで、別に怒っていたわけでも何でもなかったのです。こちらが怖いと思って見ているから、余計に形相を恐ろしく思ってしまうのかもしれませんね。

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