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トラックドライバー 体験談

トラックがお好き

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惚れた弱み

私がトラックドライバーという職業を選んだのは、大型トラックに惚れてしまったからだ。
私の父も長距離のトラックドライバーだったので、幼いころからいろいろなトラックドライバーを知っていて、その仲間になることに違和感もなかった。
しかし、理由として大きかったのはやはり、大型トラックに惚れたからだった。
ハッキリと意識を始めたのは高校生くらいのころで、周囲の友人たちはイケメンアイドルに夢中になり、スマホでイケメンの写真を持ち歩いていた。もしくは「可愛い!」とか言って子猫や子犬、映えるスイーツなんかの写真をたくさんため込んでいた。
しかし、私がスマホに入れていたのは大型トラックの写真ばかりだった。動画もたくさんそろえた。

苦楽をともに

そんなわけでトラックドライバーになった私は、とても幸せだ。長年憧れた、好きな人と結婚できたのと同じくらいの感覚だろう。
もちろん、結婚だって新婚当初はバラ色でも、そのうちケンカしたり、相手の嫌なところが見えてきてしまう、と聞く。
相手がトラックだって同じことで、長く相思相愛でいられるためにはそれなりの苦労を伴う。毎日、きちんと車両点検し、急なハンドル操作や急発進、急ブレーキなど、大きく負荷がかかるような運転はしない。つまり、トラックを大切に扱う。
自分自身が冷静に、機嫌よく運転できるよう、自分自身の健康管理にも気を使う。
それでも、最初のころは車体を壁にこすらせてしまうこともあった。ちょっとした夫婦ゲンカのようなものだ。
何にせよ、好きで一緒にいられる仕事を選んだからには、苦楽をともにして添い遂げたい

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