配送料の値上げ
トラックドライバーはここのところ人手不足が続いている。
「仕事が過酷な割りに、それに見合った給与ではない」ということが、その要因の1つらしい。
ということは、給与を上げれば人手不足の緩和になる、つまり、今よりも多くの人がトラックドライバーの求人に殺到するのではないか。
ただ、トラックドライバーの給与を上げるとなると、配送料を上げなければいけない。そうなると、多くの国民が困るので、運送会社もなかなかそれができない。
単価を上げられないなら、量を増やして売り上げを増やし、トラックドライバーの給与に回せばいいのだが、増えた仕事量をこなすにはトラックドライバーが不足している、というまさに負のスパイラル。
だが、トラックドライバーの仕事は重要だ。荷を運ぶことで人々の生活や経済活動を支えているのだから。トラックドライバーがいなくなれば物流が止まり、国は停滞する。
保育料の値上げ
保育士の仕事もトラックドライバー同様、社会になくてはなならないものだ。保育士が多くいてくれれば、国民も安心して子どもを産むことができ、少子化が止まるかもしれない。
しかし、トラックドライバー同様「仕事が過酷な割りに、それに見合った給与ではない」という理由もあって人手不足になっている。
ちなみに介護職も同様だ。
とにかく、保育士の給与を大幅にアップし、少子化を止めれば、トラックドライバーだけではなく、人手不足で悩む多くの業界が助かる。
とは言え、給与を上げるためでも保育料はそんなに上げることはできない。「保育料がそんなにかかるなら、子どもを安心して産めない」となって、少子化がどんどん進む可能性もある。
これはもう税金の大量投入しかない。トラックドライバーの給与アップもそうだ。
政治家の給料の値下げ
なんて言うと、政治家は決まって「それだけの税金をどうやって確保する?」とか言い出す。
税金はもちろん、今ある分から保育士とトラックドライバーに回す。当然だ。税金なんて、そのためのものではないか。
何なら、議員たちの給料をガンガン減らそう。「月100万円しかもらえない」なんて発言する、庶民感覚から何万光年も離れている政治家がいるくらいだから、少しは庶民感覚の給料を体験したら良いだろう。
100万円で足りないなんて、大体、お金ばかりかかる政治っていうのがおかしいんじゃないだろうか。