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トラックドライバー 体験談

短命

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デキないヤツ

「トラックドライバーなんて、他の仕事が何もできなかったヤツがなる、底辺の仕事」だなんて文章をネット検索すると見掛ける。トラックドライバーの仕事も立派な職業の1つなので、「他の仕事が何もできなかった」ような人には、トラックドライバーの仕事だってできない。「底辺の仕事」なんて言う人は、自分もトラックドライバーの仕事を経験した上で言っているのか疑問だ。
仮に、トラックドライバーが「他の仕事ができなかったヤツがたどり着く仕事」だとしても、そのトラックドライバーの仕事を長続きしない人もいる。それだけ、トラックドライバーの仕事にも適性があるのだ。
何だってそうだ。スーパーのレジ打ちの仕事は、ただ商品のバーコードを読み取り、レジで計算してお金のやり取りするだけの、簡単な仕事に見える。それでも、レジ打ちの仕事が苦手だという人だっているだろう。
つまり、できるヤツ、できないヤツではなく、適性だ。

デキるヤツ

昨年、俺の会社に入ってきた新人は、3か月で辞めた。そいつは俺より少し年上の40代で、俺も知っている有名大学を出て、ある業界でコツコツと経験を積み、10年前に起業したものの、昨年、業績が悪化し、会社を畳んでウチの会社に入ってきた。ここで一所懸命働き、資金を貯めて再出発するつもりだったらしい。
頭も良いし、根性もあるし、社会で経験も積んできたので人付き合いも良かった。トラックドライバーとして大事な、安全運転を貫き、荷を安全に運び、交通マナーも守る責任感も持ち合わせていた。しかし、長続きしなかった。もちろん、3か月で起業資金がたまったのではない。
要するに、この業界が合わなかった
だが、デキるヤツだったので、ヤツが会社を去るとき「金を貯めたら運送会社でも設立し、あんたのデキる頭で業界に新風を吹き込んでくれよ」と、エールを送った。

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