渋滞問題
トラックドライバーの労働環境の改善が進められています。と言いますか、いろいろな業界で労働環境の改善は進められています。これはイイことです。
トラックドライバーの労働環境を過酷にしているものの1つが、拘束時間が長いということです。トラックはどんな場所へもひとっ飛びで瞬間移動できるわけではなく、地味に道路を進んで行きます。進む距離が長くなるほど、移動の時間も長くなり、結果、拘束時間も長くなります。これに、さらに渋滞なんかにぶつかってご覧なさいよ、あーた。そりゃ、拘束時間が長くてツラいと言いたくなりますよ、誰だって。
もちろん、今までもトラックドライバーたちは、何とかこの渋滞を切り抜けようと努力してきました。渋滞の情報をいち早くつかみ、裏道を通ったり、渋滞から抜ける抜け道を探ったり、裏道や抜け道を行くとかえって時間がかかるので、あきらめて渋滞にハマったり、いろいろです。
面積問題
トラックドライバーを含めた、多くの労働者の労働環境の改善は行政も取り組むべき問題ですから、ここからはトラックドライバーたちの地道な努力ばかりに任せておくのではなく、行政としても何かしましょう。
例えば、トラック専用道路の建設です。渋滞は、とにかく交通量が多いので起こります。主要な国道や県道は、昼間はトラックの交通量もとても多いです。遠距離の仕事をするときは、わざわざ深夜に走るトラックドライバーもいるほどです。渋滞がなくて走りやすいそうです。
ですから、トラック専用道路をつくれば、交通量も減り、渋滞も起きなくなるのではないでしょうか。一般道も、トラックがトラック専用道路を使えば交通量が減り、やはり渋滞はなくなります。まさに一挙両得。
問題は、今ある道路に加え、新しくトラック専用道路をつくれるほど、国土面積が広くないってことですかねえ。