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タクシー運転手 体験談

タクシー運転手への道のり

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最初の関門

僕は昨年、タクシー運転手になったばかりです。
タクシー運転手のことを「運転免許を持っていれば誰でもなれる、低レベルの仕事」だなんて言う人がいますが、そんなに甘くはありません。
いえ、実際はタクシー業界は人手不足が続いていて、求人はたくさんありますし、就職が決まるまではそれほど高いハードルはありません。
問題はその後です。タクシー運転手未経験者は、タクシー運転手の仕事に必要な第二種運転免許を持っていないはずなので、もちろんこれを取得しなければいけません。これは第一種運転免許よりは取得が難しいです。
ちなみに第二種運転免許の取得を支援してくれるタクシー会社が多いです。

ダテやスイキョウ

ただし、第二種運転免許を取得してもすぐに乗務できるわけではありません。この後は社内研修があります。
無線の使い方や料金の精算の仕方、乗客とのやりとり、事故の対処法や防止法、車両点検の仕方、給与や勤務の規定などを教わります。盛りだくさんです。タクシー運転手の仕事は「交通事故」という人命に関わるリスクもともなうものなので、どれだけやってもやりすぎはないのでしょう。
誰だってタクシー運転手の仕事をダテやスイキョウでやっているのではありません。つまり「カッコつけ」や「おふざけ」ではやっていないのです。僕も真剣に研修を受けました。
僕の会社は細かく丁寧に教えてくれるところだったので、ありがたかったです。

とことん研修

社内研修は机上の講習だけではありません。車に乗って道路に出ての講習もあります。
たいていは新人運転手数人と教官が教習車に乗り、実務さながらの研修を行います。ただ、このときは一般のお客さんは乗りません。
こうした研修を無事に終えると、いよいよ配属されて乗務となります。
ただ、タクシー会社の中には、最初の数回、指導担当の先輩が助手席に乗ってアドバイスをしてくれる乗務をするところもあります。僕もこれを体験しました。最初はめちゃくちゃ緊張しましたが、後から考えると横に先輩がいてくれて良かったです。
会社によって差はありますが、これらの研修は大体1か月くらいで、その間も一応給料は出ます。
タクシー運転手として就職するのは比較的簡単ですが、本当の意味でタクシー運転手になるにはいろいろハードルがあります。タクシー運転手になろうという人は、きちんと人材育成に力を入れているタクシー会社を選びましょう。

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