決めつけないで
僕はスポーツ全般に興味がない。
だから、ワールドカップだのオリンピックとかも全く興味がなく、テレビなんかで「日本中を感動させた」とか「日本中が応援している」とか言われると「僕は感動してないし、そもそも応援していない。ってことは、僕は日本中に入っていないってこと?」と、面倒くさいことを考えてしまう。せめて「多くの国民が」とかにしてくれたらいいのに。つまり「少ない国民は関心ない」のだから。
そんなわけで、僕はしょっちゅうスポーツイベントを応援したり、選手に感動させられている「日本中」に無理矢理入れられている、もしくは日本からはじかれているので、逆にこっちも「多くの人たち」を無理矢理自分の価値観に押し込めることに決めた。
僕はトラック運転手の仕事をしていて、弁当のおかずでは唐揚げが好きなので「あらゆるトラック運転手に人気なのが唐揚げ」と、勝手に断言させていただく。
決めつけてしまおう
唐揚げを嫌いな人なんているのだろうか? いや、いない!と決めつける。
特に醤油味がほどよく染みた唐揚げは、仕事で疲れた体と心を見事に癒してくれる。それだけではなく、新しい活力まで与えてくれる。
しかも、弁当のように、作りたててではない状態で食べてもその美味しさは脈々と生き続けるので、まさに弁当向きのメニューだ。
その衣の油と、肉汁の脂がともに「ガッツリ食べたい」欲を満たし、至高と究極の陶酔感へと誘ってくれるのだ。
昼に唐揚げ弁当を食べた日は、夕食も食堂で揚げたての唐揚げ定食を食べ、感動を高めたくなるほどだ。
トラック運転手に人気のメニューと言えば唐揚げ? いや、もう全国民に人気のメニューこそ唐揚げと勝手に断言してしまおう!