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トラックドライバー 体験談

高貴なる達人

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初老のベテラン

トラック運転手はどういうわけか「荒くれ者」というイメージを持たれている。
単なるイメージなので、それを目くじら立てて否定する必要もあまりないのだが、一応、トラック運転手のはしくれとして多くのトラック運転手を知っているので、いささかの違和感を禁じ得ないことだけは言いたい。要するに、イメージはあまり当てにならないってこと。
ひと口にトラック運転手と言っても、そりゃもういろいろなタイプがいるので、とても「荒くれ者」だけでは言い尽くせないのだ。
実際、私の先輩に「荒くれ者」とは真逆の人がいた。
私がその人に会ったのは、私がまだトラック運転手になりたてのころなので、もう25年も前のことだ。その人はすでにベテラン運転手で、年齢も60歳手前くらいだったと思う。だから「初老」くらいかな。

典型的

私もまだ若かったし、私にはそのベテラン運転手が何だか「おじいちゃん」に見えた。しかし、まさに「荒くれ者」とは真逆な、紳士って感じの人だった。
背は低く、小柄なので他人に対して威圧感もなく、声も大きくなく、物腰も柔らかかった。また、会社に制服はなかったものの、私も含めて普通、仕事中は作業着みたいなものを着る。その紳士な先輩ももちろん、仕事では作業着を着ていた。
ただ、皆は仕事で作業着なので、通勤時もかなりラフな格好だった。家から作業着を着てくる横着者も珍しくなかった。
しかし、紳士な先輩はスーツにネクタイまで絞めて出勤していた。会社に着くと作業着に着替えてトラックを運転し、仕事が終わるとまたスーツに着替えて退社するわけだ。
本当に、典型的な「日本のおじいちゃん」風な人だったが、何だかカッコ良くも見えた

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