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トラックドライバー 体験談

トラック運転手の仕事は楽しいか?

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融通

仕事を選ぶときの基準は、人それぞれだ。それは他人からとやかく言われるものではない。
仕事の内容はともかく、とにかく短期間に大金を稼ぎたい人は、とにかく短期間で大金を稼げる仕事を探すだろう。とにかく他人からよく見られたい、うらやましがられたい人は、そういう見栄を大いに張れる仕事を選ぶだろう。
そんな金儲けにどん欲になったり、他人の目ばかりを気にするような人を、日本では快く思わない風潮もあるようだが、それは余計なお世話というものだろう。自分は自分の価値観で生きていけばいいだけのことだ。
なんて偉そうなことを言う俺は、楽しんでできるかどうかを基準に仕事を選んだ。それが第1のポイントだ。
ちなみに2つ目のポイントは給与が良いかどうかで、3つ目は会社の規模が小さいことだった。
2つ目はともかく、会社は大きいほうがいいんじゃね、という意見も聞くが、組織が大きくなればなるだけ融通も利かず、やりづらいと思った。

思いつき

さて、次に考えたのが、じゃあ、どんな仕事が楽しいかということだった。俺はほんの思いつきで「トラック運転手なんて良いかも」と思った。知り合いや親戚にトラック運転手がいて、体験を聞いたりしたわけじゃなくて、本当に「ほんの思いつき」だった。
それで家から近いトラック会社に行ったらすごい大歓迎されて、仕事の内容を聞いたが、苦手な感じもなく、俺は早速、翌日には自腹で大型運転免許を取得するために教習所に申し込みをしに行った。そして、その日のうちに会社から採用の連絡ももらった。その後、教習所の費用は会社が出してくれると聞いて、俺は飛び上がって喜んだ。
さて、新人のころはもちろん仕事を覚えるのは大変だった。比較的近場に荷を配送して回る仕事だったが、ルートを覚え、配送先の担当者の人柄と言うかクセなんかにも慣れる必要があった。
しかし、一旦ひと通りの仕事を覚えると、やはり楽しい仕事だと実感した。

冗談

まず、研修が終わって1人立ちすると、文字通り1人で仕事できるってところが良い。誰の目を気にすることもない。
だから、トラックの運転中は好きな音楽も聞きたい放題だ。誰かが横にいれば、その人の好みにも合わせて選曲しなきゃいけなくなるが、1人きりなので、それこそ曲の途中で曲を変えたって誰にも文句は言われない。
また、自由なのはそれだけじゃない。休憩や食事のタイミングも自分の都合を優先できる。
そんな風に仕事中は1人だが、中小企業ってこともあって社長も身近な存在だし、一般的な礼儀さえ守っていれば、誰に余計な気を使うこともないし、後輩や年下に威張りまくる先輩もいない。社長は俺の父親くらいの年齢だが、気軽に冗談も言い合える。
これで給料日には、どんと大金が手に入るのだから、こんなに素敵な仕事は他にはないだろう。

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