若さの価値
世の中、と言うか、特に日本ではとにかく「若さ」の価値が高過ぎる。若さを保とうと必死な中高年女性を「美魔女」なんて言ってもてはやすのもその1例かな。
個人的には、歳を取ったら取ったなりの自然な老いにも美しさや魅力はあると思うんだけど。だから、せめてマスコミも万人が中高年の若作りを賛美しているような言い方は止めてほしい。
それはそれとして、もし「いつまでも若く見られたい」と思うなら、トラック運転手になればいいんじゃね、と思う。それは何も、僕を含めた、世のトラック運転手が皆年齢より若く見えるからではない、残念ながら。ただ、トラック運転手は仕事柄、若々しくいられる要素があるんよ。
若く見られるのは
まず、トラック運転手は健康第一だ。心身ともに健康でなければ、交通事故のリスクが高くなるからね。食事にも気を使うし、健康維持のために体を鍛えることも有効だし、睡眠もできるだけたっぷり取ろうとする。
それに、老化を早めるのはストレスのせいってことが大きいと思うのだけど、少なくともトラック運転手には「人間関係によるストレス」は少ない。何せ、仕事は1人でするのが基本だ。
また、1人で気ままに仕事をするトラック運転手は、仕事を楽しむことができる。「運転が好き」がきっかけでトラック運転手になったのなら、その「好き」を仕事にできているので毎日が楽しく、これも若々しくいられる秘訣になる。
それと、これが何と言っても一番の理由なんだけど、トラック運転手の業界は高齢化が進んでいるからだ。
つまり、周囲が皆高齢なので、皆より少しでも若いと、それだけで若く見られるのだ。実際、60代から見たら40代だって若造だし。