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トラックドライバー 体験談

写真に詩を貼れ

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アナログ

私は長距離トラックのドライバーとして働いている。ドライバー歴はかれこれ20年近い。
結婚が遅かったので子どもはまだ小さい。しかし、小さいから無性にかわいい。仕事をやり遂げるための一番のモチベーションは子どもだ。
そんなことを妻に言ったら「じゃあ、私は?」とかわいくすねてみせる。私はそういう会話は苦手なので黙って照れた。
翌日、私が仕事に出掛けようとすると、妻が黙って1枚の写真を差し出した。妻と子どもが写った写真だ。
若い人はこういう写真もスマホでやり取りするのだろうが、昭和アナログ派の私は今も写真はプリントに限ると思っている。それを妻も分かってくれていた。

感謝

私はこの写真を運転席の日よけの裏側に貼った。仕事中でも、いつでも見たいとき妻子の顔をすぐ見られるようになった。
だが、やはり照れ臭い。こんなことは同僚たちに知られたくはない。じゃあ、日よけの裏に貼るなんてリスキーなことはしなきゃいいんだが、仕事中でもふと妻子の顔を見られると「頑張ろう」という気持ちになれるから、これはこのままこうしておきたい。
そんなわけで、会社にいるときは絶対に見ないようにしているものの、休憩時、コンビニに立ち寄ったりすると、買った缶コーヒーを飲みながらその写真を眺めたりする。運悪く渋滞にハマったときも、チラッと見てイライラを鎮める。
正直に言おう。この写真に何度気持ちが救われたか分からない。私に文才があれば、感謝の言葉をこの写真に添えて貼っておきたいくらいだ。

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