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KORAPITA(コラピタ)

タクシー運転手 体験談

増える収入、期待の山

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稼ぎ場所と稼ぎどき

タクシードライバーの仕事は歩合制であることが多い。つまり、お客さんをたくさん、長く乗せればそれだけ収入が多くなる。
そんなわけで我々タクシードライバーはいかに多くのお客さんを見つけるかに必死になる。コロナ禍で人の流れも読みにくくなったが、コロナ禍前は、ベテランドライバーはそれぞれ自分なりの「稼ぎ場所」「稼ぎどき」を持っていたものだ。
10年前、まだタクシードライバーになりたてだったころ、やはり必死に「稼ぎ場所」「稼ぎどき」を探すべく、いろいろと情報を集めていた。ベテランが持っているような「いつでもそこへ行けば必ずお客さんが見つかる」といった場所は、なかなか見つからない。そこで考えたのが、イベントなどで瞬発的に人が集まるタイミングだ。

目指せ行列

それで港で行われる花火大会に目を付けた。タクシードライバーになる前、彼女と花火見物に行ったときのことを思い返すと、電車の駅まで長蛇の列ができ、駅にたどり着くまでえらく時間がかかったもんだった。
「よし、あの行列を目指そう」と考え、花火大会会場に向かった。これで売り上げが伸び、収入も増えるはずという期待が山盛りだった。
しかし、しょせんは捕らぬ狸の皮算用
会場に近づくと、大勢の警官の姿と「通行止め」標識が目の前に現れ始めた。そして、それを見て引き返す他の車で軽い渋滞にもなっていた。
結局、その日は2時間近い時間をムダにしてしまった。やはり、地道な情報収集に力を注がなければダメだと悟った。
それからしばらくして自分なりの「稼ぎ場所」「稼ぎどき」を見つけたのだった。

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