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トラックドライバー 体験談

それは前方からやって来た

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眠らないように

私はトラック運転手の仕事をしている40代の男です。
仕事は主にいろいろな商品を倉庫まで運ぶというもので、夜中の勤務も珍しくありません。その日も商品を積んで夜中に田舎道でトラックを走らせていました。
その道はよく通る道で、いわば「通い慣れて」いました。その時間帯は他の車も激減すると分かっていましたし、目をつぶっても自然と脳裏に道順が浮かぶほどです。
とは言え、夜中は夜中なので、それなりに眠気が襲ってくることもあり、私はなるべく気持ちを集中させてハンドルを握るようにしていました。
しかし、その夜は珍しく、前方に対向車が見えたのです。
そう、対向車だと思いました。何しろ、二車線道路でちょうど私のトラックの右側の前方に、ヘッドライトと思われるライトが2つ、煌々と輝いていたのですから。

異様な明るさ

私はすぐにトラックのライトをハイビームからロービームに切り替えました。
しかし、妙なことが起こったのです。
対向車なら前方のライトは近づいてくるはずです。ところがそのライトは、見え始めた当初は確かにこちらに近づいていたのですが、ロービームに切り替えてからは同じ距離を保っているのです。
では、対向車ではなく、同じ方向に走る車なのでしょうか。
いえ、そのランプはテールランプにしては色や大きさ、明るさが違いますし、だいたい、最初は確かにこちらに向かっていたのですから。
私は車種を確かめようとしてみたのですが、何しろランプが明るすぎてその周囲がよく見えません。
そのまま前方のライトを追うように、3分ほど走ったでしょうか。ライトは急に上昇を始め、みるみるうちに視界から消えたのです。
私はパニックに陥り、トラックを停め、降りて周囲や上空を確認しました。しかし、本当に全く消え去ってしまったのです。
キツネにでも化かされたのでしょうかねえ。それにしてもドライブレコーダーでも付けておけば良かったです。

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