もっとも尊い職業
安全運転厳守のトラックドライバーにとって体調管理は重大事項だ。
体調が万全でないと、注意散漫や注意不足に陥り、それが事故と結びつきかねない。大きな機械や資材を扱う工場でも、くどいくらいに繰り返し安全講習を行うが、それくらい叩き込まないと、人はついうっかりしてしまうからだ。
しかし、トラック運転手にはさまざまな病気のリスクが付きものだ。長い時間、運転席に座ってハンドルを握るので、血流が悪くなり、筋肉が固まり、腰痛、肩こりなどを引き起こす。血流の悪さから脳疾患、心疾患になる可能性も高まる。
仕事によっては重い荷物を持つので、これも腰痛の原因になる。
満身創痍になりながら庶民の生活を支える尊い職業、それがトラックドライバーだと言える。
もったいない話
そんなわけで、トラックドライバーは勤務時間に休憩を取ることと、法律で決められている。さらにここんとこ、トラックドライバーの労働環境の改善も進められている。
こうした状況を利用し、積極的に体調管理に努めるのはトラックドライバー自身の責務だ。他人任せではない。
トラックドライバーは効率的に仕事し、休憩時間を十分に取り、ストレッチなんかをやって血流を良くし、しかも体をきちんと休ませ、疲労を貯めないようにしなければいけない。
ま、体調管理をきちんとやって健康に仕事を続けなきゃっていうのは、トラックドライバーに限ったことじゃないけど。すべての人ができるだけ長く健康で活躍できなきゃ、もったいない。