誰もが働きやすい
トラック運転手の人手不足が続いています。
トラック運転手は物流の根幹をなす仕事をしている存在として、いわば日本の経済を支えています。トラック運転手の不足は、この日本の経済の基盤を揺るがしかねない大きな問題だと言えます。
行政もそれを黙って見過ごしてはいないようで、人手不足を女性の力で補おうと、2014年、国土交通省が女性のトラックドライバーを増やす「トラガール促進プロジェクト」という取り組みを始めています。
さらに同じ国土交通省が「ホワイト物流推進運動」なんてのも始めました。女性や高齢者も働きやすい環境をつくるために物流の効率化を進める取り組みです。
1人1人ができること
具体的には、政府が企業と国民に、荷積み・荷降ろし時間の短縮や再配達削減などへの協力を呼び掛けるというもの。
効率化の対策としては例えば、トラック運転手の拘束時間を長くしている待ち時間の減少があります。そのために、配送トラックが特定の時間帯に集中しないよう、納品時間予約システムの導入を提案しているとか。
他にも引っ越し時期の分散、宅配便の確実な受け取りに努めることで、物流サービスを受ける側の企業や一般の人も、効率化に協力できるとしています。
そして実際、賛同企業はメーカーや運送会社など100社を超しているようです。
現場の労働環境が変われば、トラック運転手の人手不足問題の解決につながるはずです。