自慢合戦
私はトラックドライバー歴ほぼ10年です。
職場や個人個人でも違うとは思いますが、私の「トラックドライバーあるある」と言えば「仲間同士でついついキツイ仕事自慢をしたがる」です。
特にベテランで50代以上のドライバーに多いです。「俺は若いころ、これだけ長時間運転し続けた」とか「これだけ積んで荷物を運んだ」とか、法的にギリギリな体験です。
こんなベテランが2人も顔を合わせると、何時間寝ないで運転したか自慢合戦を始めがちです。
もしかすると“盛っている”かもしれません。もしかするとサバを読むと言うか事実から“差っ引いてる”かもしれません。
たまに私のような30代がそれに参加すると「バカ野郎! ちゃんと規則を守らなきゃダメだろ」と叱られます。それでニヤニヤしています。
願いがかなうおまじない
それだけじゃあ、ありません。
どれだけ細い道を抜けたかという自慢話もあります。自慢話だけじゃなく、細い路地にはまって抜けなくなった失敗談もします。
坂道に停めたら、ブレーキを忘れててバックを始めてあわてる、なんてこともあります。
ドライバーの失敗は事故にもつながりかねないので、無事故安全運転のジンクスにこだわっているドライバーも多いです。毎朝必ずメーターを拭く、ハンドルを拭くなんてことは、ただ「仕事の道具をきれいにしている」という以上に、いつもの決まりごととしてやっている人が多いです。
私も毎朝、ハンドルを右手、左手の順番で握り、心の中で「よっしゃ」と言ってから仕事を始めるようにしています。自分なりの安全運転のおまじないというか、自分への気合い入れです。