眠れない夜
某大手通販サイトを利用している人って多いと思います。僕もその1人です。
1人暮らしの僕は、平日お昼には家にいないので、郵便受けに入らない荷物が届くときは、もれなく不在連絡票が帰宅する僕を迎えてくれます。
先日も不在連絡票が届いていたので、連絡票に書かれていた24時間受付の番号に固定電話から連絡。音声指示に従ってボタンを押し、当日18時~20時指定で再配達を依頼しました。
ところが、20時どころか21時過ぎても荷物は届きません。?マークをいっぱい頭上に浮かべながらその日は寝ました。もしかして度重なる再配達でキレた配送ドライバーが仕事をボイコットしたのか?なんて邪推もしました。
果たして翌日、フリーダイヤルで配送業者に連絡したところ、再配達の指定が入っていないとのこと。理由を聞くと「番号非通知で電話すると、こういうことがある」との答え。連絡票にその旨ちゃんと書いといてよおと思ったのですが、書いてあるそうです。「世の中の文字は小さすぎて読めなーい!」とケン・ワタナベ状態ですよ。
ちょっとした妄想
少し前、テレビで、キレた配送ドライバーが荷物に八つ当たりして蹴っ飛ばしている映像を見ました。確かにひどいドライバーですが、同時にそれほどストレスがたまることも配送ドライバーにはあるんだなと思いました。
以来、僕はなるべく配送ドライバーには「荷物を持ってきてくれてありがとうございます」の気持ちで接しています。
気持ちだけでは足りないから、いっそ家の中に上がってもらい、お茶とお茶菓子くらい出してもてなそうかと思ったりもします。それで「稀勢の里が休場だねえ」「錦織も不調だってね」なんてまったりおしゃべりするなんてどうでしょう。「いやあ、僕はスポーツに全く興味ないんで分からんですよ、アハハハ」とか言い合い、楽しく過ごします。
‥なんて妄想してしまいました。
「ありがとう」と言ってみよう
現実では、ドライバーもこちらも忙しく、なかなか見ず知らずの他人とまったり過ごすことはできません。しかも僕は極度の人見知り。
ただ、お客がへりくだる必要はありませんが、エラソーにするのも間違っています。「お客様は神様です」も今では「お客様は神様じゃない」と言うようになってきました。
配送ドライバーには「荷物を持ってきてくれてありがとうございます」の気持ちで接しましょうよ。仕事が大変なドライバーもおだやかになり、日本は平和になるに違いありません。
相手によって態度を変えるのはみっともよくありません。どんな相手にもていねいに、おだやかに接したいものです。上司にも部下にも同僚にも、好きな人にも苦手な人にも、大臣にも学生にも、同じ程度の「他人に対する敬意」を持って接すればいい。
人見知りの激しい僕もいつか、口に出してドライバーに「ありがとう」と言えるようになりたいです。