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トラックドライバー 体験談

プロトラックドライバーには「先を読む」発想が必須

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まずは「5秒先」を見通すことから始めてみる

僕の場合は、主に4トン車トラックでの、薬品関係の物流倉庫からの配送の仕事に携わって3年目。まだまだ経験値からしたら駆け出しの部類。同じ職場には10年選手の先輩たちが多い。

その先輩の1人から教わった一つのポリシーがある。それは「プロドライバーは常に先を読め」ということ。まず基本的に、トラックドライバーの運転席は普通のセダンなんかに比べたら高い位置にあり、その少しでも高い位置の目線からはその分遠くを見渡せる。つまり、それだけ先を見通せると言うこと。

これは実際に自家用車と仕事のトラックで比べられるから実感できる。遠く先まで見通せるということは、セダンやバイクよりも先の渋滞状況や信号の変わり目が見えるはず。と言っても実際にはそんなに変わらないかもしれないが、気構えとして常に「5秒は先を見通せるはず」と思っていることが危機管理意識では大きい。と先輩はいう。

時間的にも距離的にも「先を見る」ことの2つの効果

そう思って普段運転していると、配送ルートはだいたい毎日同じなので、5秒先の距離の出来事が読めるようになる。巡航速度で走っていて、次の信号で赤になるタイミングを読みきったらブレーキを踏むんじゃなくて、アクセルを戻す。アクセルを戻している状態では燃料を1滴も使うことなく走れる。

また特に荷物を積んでいる状態では、慣性が小さなクルマよりはたらくので、そのノーアクセルの状態でも長く走ることができる。つまりエコドライブ。このコツを覚えたら燃費のいいこと! このアクセル戻しを体で覚えて5秒先を見るようになったら、急ブレーキなんかもめったに使わなくなった。つまりエコ+セーフティドライブ。

イメージでタイムトラベルする

そうして「5秒先」を見たら、今度は1時間先。そこはカーナビと自分の体感時間で読む。今から1時間後に自分がどういう状態にいるかを明確にイメージする。イメージのタイムトラベルだ。そうすると、荷下ろしの手順や段取りが見えて来る。で、作業中は「今、このタイミングではこうしてるはず」というイメージと比較して、その状態より遅れてるのか進んでるのかを自分の中にフィードバックしていく。これも先輩のご教示第2段階で教わった。

で、現実に大幅に遅れている場合は、段取りを変えたりヘルプを頼んだりの判断をスグにする。遅れたので必死に何とかしようなんて考えない。必死に頑張ったって遅れるものは遅れるから。多少ズルイ手とか代替手段で切り抜ける。そうでなくては仕事に“追われる”ばっかりだ。

いまだにこの業界はブラックとか言われてるし、自分も先輩に教わるまでは“仕事に追われて”全然ゆとりもなく働かされていたという感覚でいたが、第一訓の「5秒先」から、目からウロコ。ノーアクセル・レスブレーキだけで燃費が減ったのが確かめられたので、「先」
を見ることの効果・ゆとりに納得したものだ。今では仕事に追われるではなく仕事をリードしている自分に驚いている。

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