味気ない
トラックドライバーは仕事が過酷な割りにその過酷さに見合った給料ではないと言われがちです。トラックドライバーの人気が高いのは、そういうハードな職場環境だからかもしれません。過酷な環境に身を置いて、成長を実感したい人が多いのでしょう。また、給料は成長するにつれてアップしていくという真理に気付いているのかもしれません。
トラックドライバーは拘束時間が長いと言われています。長距離の仕事の場合、一度家を出ると2~3日、長いと10日間くらいは帰れませんから、拘束時間は相当長いと言えます。
やはり、好きな仕事なればこそ、その好きなことを長時間できるので、それが魅力になっているのかもしれません。せっかく好きな仕事なのに、1日に3~4時間しかできないなら、そんな味気ないことはありません。
充足感
他に、常に交通事故リスクがあることも、人気の高さの理由になっているそうです。交通事故リスクにさらされ、ハラハラドキドキの緊張感が続くわけですから、一瞬一瞬、生きている実感と言うか、充足感を味わえるのかもしれません。ホラーやサスペンスが人々を引き付けるのと同じ感覚だと言っていいでしょう。そんな仕事は他にはなかなかありませんからね。
実際、大手企業でノルマや人間関係に押し潰され、機械のように働く毎日に嫌気が差し、トラックドライバーに転職した人も多いとか少ないとか言います。公務員や事務員の仕事をしていて無為に過ごしている自分に気付き、トラックドライバーになった人もいるとかいないとか言います。
世の中が良くならない限り、トラックドライバーの人気も決してなくならないのかもしれませんね。