まずは反対
もしも、ある日突然、娘さんがトラックドライバーと結婚したいと言い出したらどうしましょう。
トラックドライバーの仕事は歩合制であることが多いので、たくさん仕事した月は収入もたくさんになるものの、たくさん仕事しなかった月は収入も少なくなります。
また、長距離トラックのドライバーの場合、家にはあまり帰らないので娘さんが寂しい思いもします。さらにドライバーの仕事には常に交通事故のリスクがつきまといます。
加えてトラックドライバーなんて、きっとガラの悪い、荒くれ者に決まっています。
娘のことを心から思う親なら、まずはやんわりと反対しましょう。ここで強い口調で反対すると、娘さんはますます結婚に固執してしまう可能性があります。
ともかく会ってみる
とは言え、娘さんも「やんわりと反対」されただけでは引き下がらないかもしれません。とりあえず、1回くらい相手と会ってみることです。会ってから反対したほうが説得力もあります。
ただ、実際に会ってみると真面目で地道な働き者という好印象を持つこともあり得ます。
次に、相手の両親に会ってみましょう。「あんな家の者は親戚にできん」と言って反対する手もあります。
とは言え、両親ともに実に素晴らしい人間性を感じさせてくれちゃう人たちで、地元の名士かもしれません。
少し脅かす
こうなると、反対する口実がなくなってきます。
夜、娘さんの部屋を訪ねてみましょう。「私は収入面で苦労する君のことが心配なんだよ」なんて言えば、効果があるかもしれません。もし娘さんが「私は一流企業勤務で年収500万円あるから大丈夫よ」なんて言ったら「しかし、トラックドライバーは家にいない時間が長く、寂しい思いをするぞ」なんて、ちょっぴり脅かしてみると良いでしょう。
ここで娘さんに「大丈夫、もうすぐ新しい家族ができるから寂しくなんかない」なんて言われたら、腹をくくって「おじいちゃん」になる覚悟を決めましょう。