ない
トラックドライバーに限らず、道路上で車を走らせるあらゆるドライバーが交通事故のリスクを負っています。
その一方、恐らくほとんどのドライバーは交通事故を起こしたいとは思っていません。それでも事故は起こります。
交通事故が起こる原因はさまざまで、どれか1つを注意すればいいというわけにはいかないからか、交通事故も増減はあっても決してゼロにはなりません。
となると、交通事故リスクと戦うトラックドライバーに勝ち目はあるか?と問われれば、答えは「ない」ということになります。
もちろん、個人個人は違います。若いころにトラックドライバーになり、定年まで勤めあげ、無事故無違反を貫いた人もいます。つまり、この人にとっては、答えは「ある」ということになります。
哲学
トラックドライバーに限らず、生涯無事故無違反を貫く人は少なくはありません。それなのに、交通事故はゼロにならないのです。何だか、深淵な哲学的考察のような感じです。
それでも、あらゆるドライバーは毎日、交通事故ゼロへの努力を続けなければいけません。そうしないと「生涯無事故無違反を貫く人」がどんどん減っていくでしょう。
それは届かない地に届こうとする努力であり、耐えることができない重みに耐えることであり、不可能な望みの実現を望むことであり、かなわない敵を打ち負かすことであり、誰もが行けない場所へ行くことなのかもしれません。それでもあきらめず、努力を続けなければいけないのです。