ありがたい同僚の存在
僕はある運送会社でトラック運転手として働いている。
トラック運転手は基本的に1人で仕事をするので、一般的に人間関係によるストレスの少ない職業だと言われているが、人間関係がないわけではない。
僕の勤める会社は特に、日ごろからトラック運転手同士で仲が良く、僕自身、同僚たちと会うのが楽しみで、毎日、喜んで出社している。仕事でミスしたり、うまくいかないこともあるが、そんな同僚たちのおかげで仕事を続けていられるような気がする。仲間というのはありがたいものだ。
以前は、皆で集まって会社の敷地でバーベキューをやったりしていた。費用は会社持ちだ。
そこで僕は、同僚たちの仕事のやりがいを聞いてみたことがある。ぶっちゃけ、何を楽しみにして仕事をしているのか?
とどのつまり
多かったのは、やはり仕事が終わってからのアルコールがおいしくて、それを楽しみに頑張って仕事をしているという声だった。トラック運転手の仕事は体力仕事なので、仕事終わりにはとても疲れている。アルコールがそんな疲れを吹き飛ばしてくれるという。もちろん、深酒はしないが。
逆に、甘いものが大好きで、仕事が終わったらまんじゅうを食べて疲れを癒すという人もいた。絞めは渋いお茶だそうだ。
アルコールも甘いものも苦手な僕はと言うと、仕事終わりにはガッツリと食べてスタミナを回復したくなる。よく食べるのはカツ丼だ。給料日には特上カツ丼を食べる。
他にも海鮮丼が好きだの、必ずハンバーグを食べるだの、いろいろな人がいた。夏でも鍋料理という強者もいたな。
結局、ほぼ全員が飲食を楽しみにして仕事をしているのだと分かった。