弊害
トラック運転手は太りがちである。
なぜか今の日本では太っていることが恐ろしいくらい悪だととられがちで、病的に痩せていても「美しい」などともてはやされる、気持ちの悪さがあるのだが、だがまあ、太り過ぎは確かに健康面での弊害もある。
トラック運転手の仕事は体力仕事である割りに、トラックの運転という作業は思ったほどにはカロリーを消耗しない。しかし、体力仕事であることに変わりはなく、トラック運転手はついガッツリ系の食事を好む。
また、トラック運転手は「時間通りに」荷を届けることを求められるので、仕事の合間に食事することになり、外食やらコンビニ弁当が多くなって栄養的に偏ってしまう。
さらに、運転中に眠くなるのを避けるために間食が多くなる。つまり「眠る」という生理的現象を我慢するため、代替えとなる生理的現象である食欲を満たすために食べる行為を繰り返す。
カロリー消費が少なく、栄養が偏った食事を繰り返すので、当然太る。
ストレスも
トラック運転手は基本的に1人で仕事をするので、人間関係によるストレスは少ないが、拘束時間が長いので「自宅でゆったりくつろぎたいのにできない」というストレスはある。
そうしたストレス解消もあって「食べる楽しみ」に走るトラック運転手も多い。
長距離トラックの運転手であれば、観光名所のご当地グルメも食べたくなる。ご当地グルメを味わうのは長距離トラックの運転手の特権でもある。
こりゃやはり太る。
太ることは悪いことではない。しかし、太り過ぎは健康に良くない。
食べる楽しみを我慢して、それでストレスをためるのも健康には良くない。
太るのはいいが、ほどよく太るのを心掛けよう。