憧れる対象
私の夫はトラック運転手です。
そう言うと、ママ友の中には明らかにこっちを見下したようになる人もいます。なかなか容赦ありません。なぜトラック運転手はイメージが良くないのでしょう。
とは言え、私自身も知らず知らずのうちに「ウチの旦那はシステムエンジニア」だの「商社勤め」だの聞くと、何となくうらやましがってしまいます。ホント、なぜなんでしょう?
考えてみると、ヒットドラマの登場人物ってシステムエンジニアや商社マンだったり、広告マン、テレビ局勤めだったりします。ドラマの世界なので、何かカッコ良くて憧れてしまいます。
でも、トラック運転手が登場するドラマって、思い浮かびません。そういや、同じ運転手でもタクシー運転手は「タクシードライバーの推理日誌」ってドラマがありましたよね。でもあれはおじさん、おばさんが見る2時間サスペンスなので、憧れの対象にはなりません。
出版社にお願い
今期のドラマを見てみると、ほとんどが刑事や弁護士のドラマです。不動産業者や教師もいますが。
今こそ、トラック運転手のドラマをつくってほしいものです。そうすればOLさんやママさんがトラック運転手に憧れ、トラック運転手のイメージも上がるでしょう。
ただ、今のテレビ局はいきなりリスキーな企画を立てたりはしません。根性のあるテレビプロデューサーは絶滅しました。ドラマはたいてい、人気のある漫画が原作です。最近ではとうとうアメリカの人気ドラマのリメイクにも手をつけ始めましたし、なかなか独自の企画はありません。
ということは、まずはトラック運転手の漫画がヒットしないといけないみたいです。
ということで、どこかの大手出版社が、思わずOLさんやママさんがトラック運転手に憧れちゃうような漫画を企画してくれないですかねえ。日ごろ、本の流通でトラック業界にお世話になっているんですから、それくらいのことをしてくれてもいいような気がします。