truckとtrack
トラック男子と言うのは、短距離走や中距離走、長距離走などの陸上トラック競技を行う男子のことらしい。「トラック」なので、トラックを運転する男子のことかと思った。ややこしい。
スポーツの話から「トラック男子」という言葉が出てきたら、さすがにすぐトラック競技を連想するだろう。しかし、いきなり「トラック男子」という言葉を見たら、車のトラックを連想してもおかしくはない。
これがアルファベット表記になると、車のトラックはtruckで、スポーツのトラックはtrackなので、分かりやすい。恐らく発音も微妙に違うのだろう。
ちなみにサウンドトラックなど、音楽用語のトラックもスポーツと同じtrackのほう。そもそもレコード盤の溝のことなどをトラックというらしいので、陸上競技のトラックと同じような感じだから分かりやすい。
trackのもともとの意味は軌道なのだとか。
縁
閑話休題。それにしてもトラック男子を「トラックを運転する男子」と思うのも、私の職業がトラックドライバーだからだろうな。職業病だ。
ただ、短距離、中距離、長距離があるのもトラックドライバーと同じなのだから、たとえアルファベット表記が違っても「縁」を感じてしまう。
トラックドライバーが人気職業になって、それこそ「トラック男子」と言えば、多くの人たちが「トラックを運転する男子」を思い起こすような、そんな世の中になってほしいと、切に願う今日このごろなのだった。