給料アップ
このところ、多くの業界で人手不足がまん延している。トラックドライバーの業界も同様の状態に陥っている。
各業界で起こっている人手不足を解消するために一番安直かつ効果的な方法は、給料を上げることだ。年収1千万円にすれば、黙っていても人は集まるだろう。
年収1千万円の仕事は多くはないが、確かに実在する。ただ、そういう仕事に就くには特別な才能、特殊なコネ、特異的な幸運、特大な経済力を誇る親、特有の思い込み、特色ある学歴などが必要。
なればこそ、誰もがそんなものがなくても簡単に就業できる仕事で、年収1千万円が手に入るとなれば黙っちゃいないだろう。
年収1千万円は無理
トラックドライバーは比較的就業のハードルが低いと言われているが、トラックドライバーに年収1千万円を約束するのは無理というもの。
聞けば、昭和の昔は年収1千万円を稼ぐトラックドライバーは珍しくなかったという。しかし、いろいろな法令が出され、今はなかなか難しくなった。トラックドライバーの最高年収は700万円台らしいので、もしかしたらごくわずかなやり手は1千万円くらい稼いでいるかもしれないが。
トラックドライバーの給料を上げるには、会社が仕事の依頼主からもらう報酬も値上げしなければいけない。その報酬を値上げするには、消費者が払う送料や、送料が含まれた商品代金なども値上げしなければいけない。それは世間から反発を喰らう可能性大であり、依頼主もそれを嫌って仕事を発注してくれなくなるかもしれない。
まだできることがある
そんなわけで、トラックドライバーの給料はいつまで経っても上がらないまま。それじゃ人手が集まるわけもない。つまりトラックドライバー確保ができないのだ。
しかし、まだ手はある。
トラックドライバーの仕事を今より効率的にすれば良いのだ。物流業界は古くからある業界なので、まだまだアナログな作業が多いという。それらをすべてデジタル化し、できるだけ効率化する。
つまり、トラックドライバーの生産性を上げるのだ。
非効率な部分の効率化とは、すなわちムダをなくすことであり、ムダをなくすと経費も減り、トラックドライバーの給料アップもできるはずだ！