常識的に考えると
車を運転して急にトイレに行きたくなると、とても困る。運転しながらおしっこをすることができないからだ。
常識的に考えれば、どこかに車を止め、トイレを探しに行くしかない。普通は、トイレがあると分かっているコンビニの駐車場に車を止め、店内のトイレを利用するだろう。
ただ、多くの人はなるべく、車に乗る前にあらかじめトイレに行き、運転中に急な便意に襲われないようにするはずだ。
とは言え、トラックドライバーのように1日の大半をトラックの運転席で過ごす人は、乗務前にトイレに行ったとしても、確実に仕事中にもトイレに行きたくなる。
対策
というわけで、トラックドライバーもトラックの運転中、トイレに行きたくなると、トイレがある施設の駐車場にトラックを止めようと考える。コンビニ? いや、コンビニの駐車場にはトラックを止められるだけのスペースがないところもある。
そこでトラックドライバーは、いろいろとトイレ対策を考え、準備することになる。
ある程度、毎日走るルートが決まっている人は、トイレに行くタイミングを極力決めておく。
毎日走るルートが決まっていない人は、とにかくトイレに行けるときには必ず行くようにしておくだろう。
それに、どちらのタイプの人も、利尿作用のある、つまりトイレに行きたくなりやすくなるカフェインを含むコーヒーなどはなるべく控えたりもする。
責任
勤務中、トイレを使う場所は、それでもコンビニが多くなる。コンビニにもトラックを止められる駐車場を備えてあるところがそれなりにあるのだ。
また、給油のついでにガソリンスタンドでトイレを借りることも多い。駐車場が広い大型商業施設も、トラックを止められるので便利だ。
もちろん、道の駅、高速道路のサービスエリアなども重宝なトイレ休憩スポットだ。
中には、念のために携帯用トイレを準備している人もいる。
どうしても仕方ないというときには、空のペットボトルで用を足す人もいるが、後の処分は責任を持ってしなければいけない。
ちなみに、こうした、なかなか難しいトイレ事情も、女性トラックドライバーが増えない理由の1つになっている。