強制できない
「トラックドライバーの仕事は大変」と世間もっぱらの評判です。
単に「大変」と言うと「大変面白い」「大変重い」とか、いろいろありますが、この場合は「大変つらい」ということらしいです。ただ、ミもフタもない言い方をすると「合わない人」には大変つらく、「合っている人」には大変楽しいのではないでしょうか。
私はトラックドライバーですが、トラックドライバーの仕事をとても「楽しい」と感じているので、恐らく「合っている」のだと思います。
もちろん「合わない人」にトラックドライバーの仕事の楽しさを説き、無理矢理強制する気はありません。「合う」「合わない」はそれほど大きい差なのです。
ドライブ気分
一応、個人的に楽しいところを言うと、仕事の大半が「トラックの運転」というところです。「運転」とは、つまりドライブですよ。休みの日なんかに「ちょっと鳳来寺山までドライブしてくる」という、あの「ドライブ」です。
トラックの運転しているときはかなり「仕事」ってことを忘れています。そりゃ、交通ルールを守り、荷を時間通りに安全に運ぶ責任はありますけど、でも休日のドライブだって交通事故のリスクはあるんですから、やはり気持ち的に大きな違いはありません。トラックを運転していて「これでお金をもらえるなんて、なんてラッキー」と、つくづく思います。
逆に、車の運転が大の苦手で「車を運転するくらいならうさぎ跳びで校庭10週したほうがマシ」という人には「大変つらい」でしょうね。