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トラックドライバー 体験談

トラック運転手は結婚しにくい?

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初志貫徹

俺が若いころ「トラック運転手になる」と言ったら、周囲から反対された。つまり「トラック運転手なんて長時間勤務で過酷な割りに給料が少ない」ので、そんな仕事をするのは「他にできる仕事のなかった人生の負け犬」で、トラック運転手になったら世間から同じように「負け犬」として見られ、「結婚相手もいないぞ」ということらしい。
周囲からそう言われてすぐに納得できるほど、俺もウブじゃなかった。
俺自身、トラック運転手のことを「人生の負け犬」だなんて思ったことないし、そもそも「人生の負け犬って何?」って感覚だし、世間からどう見られても俺自身がどう思うかが大事だし、結婚こそ幸せとも思っていないし。
というわけで俺は初志貫徹してトラック運転手になった。

個人差

なってみるとよく分かるんだけど、トラック運転手の仕事は「他の仕事ができなかった」ようなヤツに務まるような、簡単な仕事じゃなかった。もちろん、医師や弁護士になるような難しさはないかもしれないが、向き不向きはどんな職業にもある。つまり、医師になれるヤツだって向いていなければ、トラック運転手にはなれない、ってことに気づいた。
俺は幸い、トラック運転手に向いていたわけだ。
それに「長時間勤務で過酷な割りに給料が少ない」も、個人差があると分かった。長時間勤務の仕事もあるが、俺はそれほど過酷とも思わないし、給料を少ないとも思わない。
過酷と思わないから「向いている」と思えるんだろうし、仕事が大変な分、それなりに給料ももらっているように思える。

出会いと子宝

ただ、結婚は確かにできないな。
これは、それこそ「長時間勤務」ゆえなんだけど、つまりオフの時間が短いので、誰かと出会って、その仲をじっくり深めている時間も限られてしまうのだ。
でも、これは言っても仕方ないことだけど、ハードに忙しい商社マンだの、テレビで活躍する人気スターさんなんかも同じじゃないんかな。
え? 商社マンや人気スターは仕事でもいろいろな人と出会っている?
その点、トラック運転手は仕事中に「誰かと出会う」なんてことは滅多にないな。
そうか、俺も結婚からは遠く離れた存在なんだな、なんてあきらめていたら、驚くべき出会いがあり、結婚できたし、子どもにも恵まれた。
そのへんの話は割愛するが、トラック運転手になってもう20年になる。結婚してからも15年以上になる。やはりトラック運転手の仕事は「向いていた」んだろうな。

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