何が起こるか分からない
コロナ禍なんて、起こる前には想像もしていなかった。
世の中には、そういうことを予測できるほど賢かったり、予知しちゃうほど感度の鋭いお方もいるかもしれないけど、とりあえず僕を含めて多くの人たちは全く予想も予測も予知もしていなかった。
コロナ禍だけじゃない。自然災害やスキャンダルが経済に大きな影響を与えることもある。経済学者にでもなれば、そういうことにアンテナを張り巡らせるんだろうけど、僕を含めて多くの人たちには分かろうはずもないことだ。
つまり、世の中はこの先、何が起こるか全く分からないということだ。
高齢化社会に向けて
しかも、現代人の寿命は伸びてきていて、今や90代の高齢者も全く珍しくない。しかし、年金は今一つ当てにならず、できるだけ長く働き続けないといけなくなってきている。60歳で引退して悠々自適な生活なんてのは、古き良き時代のことだ。
この先何が起こるか分からない世の中を長く生き続けなければいけないわけだ。
できるだけ早くからガッツリ稼ぐことができ、しかも長くそのまま働き続けられる仕事ということで、僕はトラックドライバーになった。運転が仕事なので、もちろん健康管理は大変だが、長寿命社会を生き抜くために、僕にとっては一番最適な職業選択に思えた。
それに僕が高齢者になっているころには、AIが運転をサポートする技術も一段と向上し、トラックの運転がとても楽な仕事になっているはずだ。