労働環境の改善
トラックドライバーは人手不足になっているそうだ。ただ、トラックドライバーはモノを運ぶことで人々の生活や経済を支える、なくてはならない仕事なので、それまで男性ドライバーが多かったのに女性ドライバーの採用を促進したり、定年を延長するなどして高齢者ドライバーにもまだまだ活躍してもらおうとするといった取り組み進められている。
トラックドライバーのなり手が増えないのは、労働環境が悪いからだということで、労働環境の改善も始まった。
とにかく、男でも女でも、高齢者でも誰でもトラックドライバーを増やそうということだ。
しかし、現役トラックドライバーの1人として言わせてもらうと、ここだけの話だけど、あまり増えてほしくはないのが本音。
おいしい仕事
そりゃ、業界全体を考えると、近い将来、トラックドライバーが全くいなくなるのも困ったことだ。ちょうど引退し、悠々自適に暮らして行こうと思ったころ、スーパーやコンビニに商品が並ばず、ネットショップで注文したはずのエッチなDVDも届かないなんて時代になってしまうと残念極まりない。
そんな先のことではなく、今、トラックドライバーのなり手がないと、まだまだ増えるトラック運送の需要を現状のドライバーだけではカバーし切れず、つまり、現役ドライバーがムチャクチャ忙しく、仕事がハードになってしまうことを考えると、確かに「増えてほしくない」なんて言っていられないかもしれない。
それでも増えてほしくないと思ってしまう。
だって、歩合制だからやればやっただけ稼げて、人間関係のストレスも少なく、自由度が高い、主にトラックの運転しているだけで仕事になってしまう、世にもおいしい仕事だから、他の人には知られたくないと思ってしまうのが人情というものではないか。