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トラックドライバー

奴のエンジンが火を吐く…人は彼を墓場と呼ぶ

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昔々の話

これは先輩のトラック運転手から聞いた話。その先輩もまた自分の先輩から聞いた話で、どこまで本当かは分からない。何しろ、日本がまだ高度成長期だったというから、相当古いころの話だ。
当時は今より規制もゆるく、トラック運転手はまさに「やればやっただけ稼げる」イイ時代だったとか。それだけに規定の積載重量を超えて荷を積んで走る過積載やら、休憩なしで連続走行何十時間なんていう法律違反も行われていた。もちろん、警察も危険行為は厳しく取り締まったが、トラック運転手たちは何とかそれを逃れようと必死になった。
もしかしたら、当時のそういう行いが今の「トラック運転手は荒くれ者」のイメージにつながったのかもしれない。
もちろん、当時から真面目なトラック運転手がほとんどだったはずだが。
とにかく、先輩から聞いたトラック運転手は、典型的な法律ギリギリ運転手だったそうだ。

文字通りの荒くれ者

その人の何が法律ギリギリだったかと言うと、それは長時間勤務だ。長距離トラックの運転手だったわけだが、18時間、全く休憩を取らずに走り続けるなんてこともやっていたらしい。少しでもお金が欲しかったみたいで、休みなくハンドルを握った。
そんなんだから、トラックの車両整備にもあまり手が回らず、一度、エンジンが火を吹いたことがあったとか。
それだけではなく、事故を起こして荷をほとんどダメにしてしまったこともあるようだ。なかなか「荒くれ者」を地で行くような男。
しかし、人柄はちっとも「荒くれ」ではなく、むしろおとなしくて小心者。どうやら恐妻家で、その奥さんから「稼ぎが少ない」と怒られるのが怖くて、人一倍無茶な仕事をしていたらしい。
「荒くれ者」みたいな仕事振りだった男の口グセは「結婚は人生の墓場」だったとさ。

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