かなり先
AIによる無人自動車の開発が進んでいるそうです。そのシステムが完成すれば、トラック輸送やタクシーなど、運転手のなり手が不足している業界で活用されるらしいです。つまり、運転手がいない無人トラックや無人タクシーが街を走ることになるわけです。
無人タクシーは、1日も早く実現してほしいと思ってしまいます。そもそもタクシーは、ヒトが運転するため、そのヒトによって当たりはずれもあり、中にはとても無愛想なタクシー運転手もいるので、ロボットが運転してくれることになれば、そんなハラハラドキドキがなくなり、安心して乗ることができます。
それに、世の中で一番高いのは人件費と言われています。その人件費が不要になるので、ロボットタクシーならタクシー料金も安くなるのではないかと期待できます。
現役のタクシー運転手の方々には申し訳ないですが、タクシー運転手は失業するでしょう。ただ、それが実現するのはまだかなり先の未来になりそうです。
法整備にまだまだかかりそう
というのも、完全なる無人タクシーが街を走るには、法整備の問題が残っているからです。無人なので、AIが想定外の事態に直面したとき、どうすればいいのか、それをどうプログラムするのか、また、そうしたAIの判断の結果に対して誰が責任を負うのか。責任を負うのはタクシー会社なのか、自動運転システムの開発者なのか。そのへんを法的にきちんとしなければ、無人タクシーは実現できません。
そうした法整備は、恐らくとてつもない時間がかかるでしょう。システムを開発するために費やした時間の何十倍もの時間がかかるはずです。
何しろ法律ですから、最終的には官僚や政治家が判断するわけです。政治家と言えば、某首相は「仮定の話は考えない」と言ったくらいですから「もし自動運転システムの車が不具合を起こしたらどうするか」といった「仮定の話」は考えられないわけです。
ただの政治家ではなく、政治家のトップともいうべきお方が「できない」とおっしゃったことですから、他の政治家でどうにかできるものではないでしょう。