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タクシー運転手 体験談

壁にもタクシー運転手にも耳あり

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裏側

タクシー運転手という仕事をしていると、とてもたくさんの人をタクシーで運ぶことになります。
世の中に、とてもいろいろな人がいることを実感します。オフィス街であればビジネスマンを乗せることが多くなりますが、ビジネスマンにもさまざまなタイプがあるものです。十人十色とはよく言ったもので、同じビジネスマンでも1人として同じ人間はいません。10人のビジネスマンがいれば、それはやはり10人の違う人間なのです。
また、人の意外な一面が見えてしまうこともあります。
人は「自分の評判を気にする相手」がいない場所では、本性をさらけ出したりするのかもしれません。タクシーに乗ってスマホで誰かと話し始め、タクシー運転手がまるでそこに存在していないかのように、赤裸々な話をブチまけるお客さんもいます。深夜の時間帯は、そんな人が多いです。
何か、人生の裏側を覗いたような気になってしまいます。

「人」でなし

どうも、一部の人にはタクシー運転手は「人」として認識されていないようです。
もちろん、タクシー運転手は、というか、少なくとも私は、タクシー車内で聞いたお客さんの話を誰かに話すなんてことはしません。職業倫理に反することですから。
また、都会でタクシーの仕事をしていると、多くの人が知っている有名人を乗せることもあります。そんな有名人の裏の顔とまでは言いませんが、素の表情まで知ってしまうのがタクシー運転手です。
例えば、清純なイメージの女性が結構荒っぽい感じだったり、逆に無神経なイメージの人が実は繊細だったりします。
タクシー運転手の仕事は、憧れの存在にはずっと憧れの存在でいてほしいという人には向いていないかもしれません。
そういう「素」を見せるのも、タクシー運転手を「人」と認識していないからでしょうね。
「人」として認識されていないなんて言うと、何か物哀しく思うかもしれませんが、私はそれを楽しんでいます。つまり、特に深夜帯は、行き先さえ確認したら、後は目的地までなるべく気配を消すようにしているのです。それで安心して眠るお客さんもいますし、やはり夜遅い時間であれば、多くのお客さんが静かに過ごし、疲れを癒したいと思われるからです。お客さんのイビキを聞くと、タクシー運転手として「やったあ」と思います。
気配は消しますが、耳はしっかり車内の声や音を拾ってしまうんですけどね。

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