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トラックドライバー 体験談

トラックドライバーズ爆走風雲録

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今は昔

俺はトラック運転手歴30年ほどになる50代のオッサンだ。
若いころからこの仕事を続けている。昔は本当に「やればやっただけ稼げる」仕事で、俺もとにかく「たくさん稼ぎたくて」トラック運転手になった。
月に百万超すなんてこともあって、よく高級クラブで豪遊したもんだ。
そんな俺には当時、相棒と呼べるトラック運転手仲間がいた。
トラック運転手はよく「人間関係で悩まされることのない、1人気楽な仕事」と言うが、だからと言って孤独なわけじゃない。
俺が若いころはまだ携帯電話なんてものはなく、トラック運転手仲間とは無線でやり取りした。その相棒とも無線でよく話し、どこで検問をやってて渋滞気味だとか、そんな情報を交換していた。昔の「トラック野郎」って映画を見てくれれば、俺が若いころのトラック運転手同士の交流の雰囲気が分かると思うよ。
もっとも、さすがに俺も「トラック野郎」よりはかなり後の世代だけど。

ありがたい存在

とにかく、若いころの俺は相棒からのいろいろな情報によく助けられたものだ。
乗っていたトラックは俺のほうが大型で、相棒は中型だったので、稼ぎは俺のほうが上だった。しかし、相棒は小回りが利くのを良いことに、本当にいろいろな情報を集め、教えてくれたもんだ。
俺は相棒のおかげで、それこそたんまり稼ぐことができたので、2人で飲んだり遊ぶときは必ず俺が支払った。
しかし、あるとき、ささいなことで仲違いしてしまった。俺は、よりたくさん稼ぐために、法令スレスレの仕事を引き受けることを考えたのだが、相棒はそれに断固反対だったのだ。
俺はこの仕事を1人で引き受け、相棒も別のトラック運転手と組むようになった。それから10年以上、別々の道を歩んだ。
しかし、50歳を過ぎたあるとき、偶然、知人を介して、かつての相棒と再会した。
もちろん、今は俺も歳が歳だし、安心安全な仕事をしている。そんな俺の仕事振りを知ってくれていたのか、相棒は「また一緒にやるか」と言ってくれた。
今はスマホもあるし、情報は1人でもいくらでも手に入る。しかし、相棒ってのはやはりありがたい存在だ。

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