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トラックドライバー 体験談

死神をなめる

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ハイダメージ

交通事故は怖い。
我々トラック運転手は、仕事で毎日のように道路を走る。そのため、車を運転するのは1週間に1日くらいという一般的なサラリーマンに比べ、交通事故に遭遇する確率も高くなる。
そして交通事故に遭遇すると、人生を大きく変えてしまう可能性がある。それも悪いほうへだ。最悪、人命にも関わるのが交通事故だと、忘れてはいけない。
それに、何より怖いのは、この厄介な交通事故は、自分がいくら気をつけていても、自分に全く落ち度がないのに「巻き込まれてしまう」可能性もあることだ。
しかも、そんな場合でも相手が自転車やバイク、普通自動車だと、報道などでもトラックが悪者扱いされることが多い。全く過失がないのに、だ。
職業として、よりぶつかった相手に大きなダメージを与えがちな大型車を運転するには、それだけに慎重な上にも慎重を期す態度が求められる。

飛ばされて

そんな私も、かつて一度だけ自分が交通事故の当事者になったことがある。
と言っても学生時代、まだトラック運転手になる前の話だ。
授業が終わっての帰宅途中、自転車で走っていたら大型ダンプに接触したのだ。
感覚としては「かすった」程度だったが、僕は自転車ごと大きく飛ばされた。当然、びっくりしたが「飛ばされた」のに、ほとんど軽傷で済んだことのほうがびっくりだった。
ただ、一緒にいた友達は「死んだかと思った」のだそうだ。もしかして死神に対面していたかもしれないことを考えると、ゾッとする。
そのダンプの運転手の居眠りが事故の原因だった。
そんな体験があるからこそ、私は自分が運転する立場になった今、人一倍安全運転に気を遣うようになった。

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