キレるドライバー
タクシードライバーにしろトラックドライバーにしろ、一番大切なのは安全運転です。いえ、すべてのドライバーにとって一番に守らなければいけないのが安全運転です。
それなのに交通事故のニュースは毎日耳にします。その原因は「うっかり」「不注意」「体調不良」「イライラ」などさまざまです。
自ら「交通事故なんて気にしない」と思って車を運転している人はほとんどいないでしょう。それなのに、なかなかゼロにならないのが交通事故の恐ろしいところです。
また、近年は特に「あおり運転」が話題になりがちです。運転中に何か原因があって「キレる」わけです。それで思わず危険運転をしてしまう、それが「あおり運転」というものですね。
つまり、キレなければ「あおり運転」に発展しないのではないでしょうか。
キレないために
キレてしまわないためには「絶えず冷静でいること」が一番です。
しかし、車の運転はかなり精神的ストレスがたまる行為です。それゆえ、イライラもつのり、そのストレスが限度を超えるとキレてしまい、「あおり運転」になってしまいます。
キレないために「冷静に考え、6秒間待ちましょう」なんて言う人もいます。「怒り」の感情は6秒くらいで、ある程度まで収まるそうです。
しかし、6秒間待てるくらい冷静であれば、そもそもキレません。そんな人は「あおり運転」もしないでしょう。
最初から「イライラ」をためてはいけないのです。
「イライラ」の根本にあるのは「怒り」「恐怖」です。
「オレ様の運転を邪魔しやがって」という「怒り」。「オレ様の運転を邪魔されるかもしれない」という「恐怖」です。
この「オレ様」を排除し、謙虚な気持ちでハンドルを握れば、もしかして「イライラ」が減り、「あおり運転」が減るのではないかと、期待したい今日この頃です。