夏場の悩み
タクシードライバー自身の裁量に任されている部分が多いのが、タクシードライバーという仕事です。運転席の横にはやかましい上司もやましい同僚もいません。
そんなタクシードライバーにとって、自由意志でどうにもならないのが服装です。ほとんどのタクシー会社が、タクシードライバーの服装にネクタイ着用などの規定を設けています。タクシードライバーは接客業でもありますから、ホテルの従業員と同じようなものだと考えても良いのじゃないでしょうか。
とは言え最近は、夏はクールビスということでノータイを認める会社が増えてきているようです。
そもそも夏場は、薄着で外出した、特に女性がタクシーに乗ると、あまりにも車内がキンキンに冷えていて体調を崩しかけた、なんてこともありました。そりゃ、暑い中で背広を着こんでネクタイをきっちりしたドライバーからしてみれば、クーラーをガンガンに効かさないことには暑さで頭がボーッとしてきます。
クールはエコ
しかし、それではお客さんの体調にも良くないですし、クーラーをガンガンに効かせりゃ燃料もたくさん消費してしまいます。
そこで、ノータイのクールビスにする代わり、クーラーの設定温度をオフィスなどと同じ26度~28度にすることになったのです。そうすりゃ、お客さんもドライバーも快適で、しかもエコです。
また、もともと女性ドライバーが少なかったので、女性ドライバーも男性同様にズボン着用が一般的だったのですが、今や徐々にですが女性ドライバーも増えてきています。それで、女性ドライバーはズボンかスカートかを選べるようにしている会社もあるそうです。
タクシードライバーの服装は会社によってさまざまな設定があります。タクシードライバーの仕事に就きたいという人は、前もって調べてから会社を決めましょう。