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トラックドライバー 体験談

トラック運転手に転職するとこんなこともある

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上司に嫌気がさし

僕は生来のクルマ好きで、大学を出て大手自動車メーカーに就職したのですが、現場に理解のない上司の言動に嫌気がさし、3年で退社し、今はトラック運転手をしています。
クルマ好きというだけではなく、昔からクルマの運転も好きでした。大学時代に普通免許は取得していて、就職後も、いわば趣味で中型、大型、第二種運転免許と、仕事に関係ないのに運転に関わる免許を取っていきました。
メーカー退社後、それまでの年収を下げたくありませんでしたし、クルマに関わる仕事を続けたかったので、運送会社の求人を見て応募し、20代でトラックを運転する正社員になりました。せっかく中型、大型の免許も持っていたので、それを生かせるとも思いました。
トラック運転手となってなんやかんやあって、今は長距離の仕事に就いています。

トラック無頼帖

「長距離トラックの仕事のメリットは地方のグルメを楽しめること」なんて、求人サイトに軽々と書いてありますが「そんな甘いわけはない」と、ひねくれて星をにらんだ僕でした。でも、これが意外と甘かったので大笑いです。
ネットで評判の人気店にもたくさん行きましたし、あまり知られていない、隠れた名店も結構見つけちゃいました。同僚からも、今度どこそこに行くんだけど、寄るとしたらどの店がいい?なんて聞かれるまでになって「タクシー運転手に転職したら、グルメ番組から取材されるかも」なんて思うほど。第二種運転免許の資格も生かせるし。
さて、その日は、久しぶりに山奥のとある会社に荷を運ぶことになっていました。僕の脳裏には「あの会社に行く途中の峠道においしいラーメン店があった」という記憶が蘇りました。そこのラーメンがうまいのなんのって、2年後の東京オリンピックに出したいくらいでした。

ただのうっかりです

湯気立つ究極ラーメンを思い浮かべ、すでに口中につばきをいっぱいためながらハンドルを操り、峠道を上がっていきました。目印は、荷の届け先の会社への案内看板の立つT字路です。目指すラーメン店は、その角にあったのです。
しかしその日は、案内看板がようやく見えてきたのに、あるはずのラーメン店が、影も形もなありませんでした。近づいてみると、その案内看板もやけに古びて、ところどころサビていました。
もう口が“ラーメンの口”になっていた僕は、その周辺をトラックで必死に探したのですが、目当てのラーメン店どころか、1軒の飲食店もなかったのです。そのうち、先方に行くべき時間が迫っていることに気づいた僕は、空腹と困惑を抱えたまま、とにかく配送先の会社に向かいました。
荷を下ろしながら、そこの従業員に「あの峠道にあったラーメン店、どうなりました?」と聞くと「店主が高齢なんで、5~6年前に閉まっちゃったよ」という返事。
そのときは僕は、そういやここに来るのって10年ぶりだった、と今さら思い出したのです。
トラック運転手に転職して15年、僕もそろそろ40歳なんですよねえ。いやあ、歳は取りたくない、という話。

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