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自動運転システムが行き着く未来とは

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運転席のないトラック

今年2018年9月、スウェーデンの自動車メーカー、ボルボ・カーズが自動運転電気トラックを発表した。なんと、運転席がない。
ボルボは同月、完全自動運転に対応する電気自動車のコンセプトデザインも発表していて、自動車メーカーの中でも「運転の完全自動化をガンガン進めている」印象だ。そのコンセプトデザインを見ると、ほとんどSF映画。個人的には「トータル・リコール」を思い出す。コリン・ファレルが主演した2012年版のほう。
そうそう、トム・クルーズ主演の「マイノリティ・リポート」でも自動運転車が登場していたっけ。「トータル・リコール」の10年前の作品だけど。あ、両方とも原作はフィリップ・K・ディックか。

レベル4の実現

ボルボとしては、2021年にはレベル4の自動運転車を実用化する予定だとか。レベル4ってのは「高度自動運転」のことで、特定の状況下のみで、加速・操舵・制動をすべてシステムが行い、ドライバーが全く関与しない状態のこと。要するに、条件付きだけど、基本的には人間ではなくシステムが完全に運転を行う。
コンセプトデザインの映像を見ていると、人が運転するクルマやバイクが走る道路で、それらと一緒に完全自動運転車が走るのはやはり難しいかも、と思ってしまった。コンピューターによる運転はシステム通りに行われるだろうけど、人間はそうはいかない。よーするに、突発的なことが起こっているのに、クルマに乗っている人がのんきに本を読んだり、テレビを見たりはしていられないだろう。そして突発的なことというのは、いつも突発的に起こる。
しかし、せーので、公道を走るすべてのクルマが一斉に完全自動運転車になるなら、案外、うまくいくような気がした。すべてのクルマがコンピューター制御であれば、想定外の動きをするクルマもないだろうから。

運転と釣り

進化が進むクルマ業界。もちろん日本でも各社が運転の自動化に取り組んでいる。
そんな中、マツダは「自動運転車の開発は進めるが、目指すのは完全自動ではない」と独自路線を強調。つまり、マツダが目指すのはあくまでもヒトの運転をサポートするシステム。なぜかというと「運転が好きだという人」の「楽しみ」を取り上げてしまわないためだそうだ。
クルマを単に「移動手段」とするなら、そりゃ誰が運転しようが、コンピュータ制御で運転しようが構わない。しかし、積極的に、自ら進んで「運転したい」という人もいる。変な話、釣りだって、釣りという行為自体が楽しいからするのであって、単に手段としてだけのものなら魚屋で魚を買えばいいわけで。
人がクルマを自分で運転する限り、ボルボが考える完全自動運転社会は無理なように思える。ヨーロッパやアメリカのような大陸なら、完全自動運転道路と、サポート型自動運転道路を分けることも可能かもしれない。しかし、島国日本じゃ、それも無理に思えて仕方ない今日このごろであった。

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