騒乱の業界?
空に真っ白な雲の色。グラスに真っ白な牛乳の色。
何でこの身が悲しかろ。空に真っ白な雲の色。
平成末期の運送業界は、トラックドライバーに開かれたただ1つの就職口であり、過酷な人手不足と大量の荷の渦巻く騒乱の業界であった。
この荷を運ぶ者はベテランのトラックドライバーたちであり、無力な消費者たちは彼らの働きに泣き、その労働に感謝するしかなかった。
安全・迅速・ていねいに
ここに、白日の法の下で運ぶことを定められた荷は、何としても安全・迅速・ていねいに運ぶと思い定めた、若きトラックドライバーたちが登場する。
人、これを呼んで業界希望の星という。
そんな業界希望の星が増えてほしいと祈る、今日このごろ。