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タクシー運転手 体験談

沈黙のタクシードライバー

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静かに過ごす

タクシードライバーの仕事は接客業でもあり、タクシードライバーはお客さんにはタクシー車内で快適に過ごしてもらおうとします。
昭和の時代のタクシードライバーとサラリーマンの会話の定番と言えば、野球の話だったようです。ただ最近は、好きなチームが違っていたりしてお客さんと気まずい雰囲気になったり、ときに言い争いになったりするのを避けるため、なるべくタクシーでは「野球の話題はしないほうがいい」ということになっています。ついでに言うと、政党や政策も好き嫌いがあるので「政治の話も避ける」ようになっているそうです。
それに最近は、お客さんもスマホをいじっていたり、タクシードライバーと会話を楽しむより、静かに過ごしたい派が主流になっています。
ですから、タクシードライバーもお客さんから積極的に話題を振られない限り、あまり話しかけなくなっています。

話題の選択

先日乗ったタクシーで、僕は久しぶりに全くの赤の他人と他愛ない会話をしたくて、タクシードライバーに話しかけてみました。しかし、そのタクシードライバーは新人だったのか、妙に緊張していて会話があまり弾みません。
僕はなるべく他愛のない会話をしようと、土地の名産や観光名所について聞いてみるのですが、「すみません、よく知らないです」とか「聞いたことないです」といった返事。これなら答えられるのでは、と思い、オススメの飲食店なんかも聞いてみましたが、これまた、誰でも知っているようなファミレスや有名チェーン店の名前ばかり。
この際だからと野球やサッカーなど、スポーツの話題を振っても「スポーツには疎くて」って感じで、好きな笑い芸人、時事ネタ、政治ネタと、あらゆる話題を振っても全くヌカに釘でした。僕の聞き方が悪かったのかもしれませんが。
タクシードライバーだって、静かに運転に集中したい人がいるわけですねえ。

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