こだわる人はこだわる
トラック運転手が、トラックの車種によって会社を選ぶ、ということがあります。ドライバー稼業は「クルマの運転が好き」なほうが、「運転が苦手」という人よりも向いているのは自明の理ですが、そこまでいくとただ「好き」なのではなく「よほど好き」とさえ言えます。
そんなトラック運転手同様、バス運転手にもバスの車種にこだわりを持っている、マニアな人がいます。
そしてそんなマニアな人が集まると、熱いバス・トークで盛り上がります。そんな話には門外漢はついていけません。
ただ、そこまでバスへの想いが重いほうが「きっとバスを大切に思ってていねいに運転してくれるに違いない」と思えて、乗るほうも安心できます。
これでバス運転手も増える
バスに関する門外漢から言わせてもらうと、レトロなボンネットタイプのバスってかわいいです。あの、車体の前面が前に突き出ているやつです。
乗用車は前面のボンネットを開けると、そこにエンジンがあります。ボンネットバスもよーするに、あそこにエンジンがあるわけです。
ちなみにボンネットがない平たい顔のバスは、後ろにエンジンがついています。
ちなみにアメリカではボンネットトラックはまだ主流だそうです。スクールバスはボンネットバスが多いそうです。
閑話休題。日本でも観光目的でボンネットバスを使っているバス会社がまだまだあります。
猫バスって明らかにボンネットバスのイメージですよね。私もボンネットバスなら運転してみたくないこともないような気がしてなりません。
バスの運転手も不足がちだと言いますが、ボンネットバスでなくとも、多くの人が「私も運転したい」と思うようなバスが街を走れば、多くの人がそんなバスに乗りたいと思い、バス運転手の仕事に就きたがるでしょう。