賛否両論
トラックドライバーの仕事は楽しいという意見もあれば、トラックドライバーの仕事なんて過酷過ぎてやってられないという声もある。
賛否両論あり、素直な人は素直にどっちを信じたらいいか分からないだろう。
結論を言うと、ミもフタもないが「どっちも本当」ということになる。
面倒くさい理屈を言うと、人は一般化したがる生き物だ。つまり「男とはこういうもの」とか「女はこういうもの」とか「日本人はこういうもの」というように、本来、個々の人間で違うはずなのに、ひっくるめてくくりたくなる。ひっくるめてくくると、1人1人の違いを語る必要がなく、簡単だからだ。また、物事を簡単にしておくと、危険を瞬時に判断して逃げることができるので「ひっくるめてくくること」は生き残るために必要だった。
結局適性
そんなわけで「トラックドライバーの仕事は楽しい」とか「トラックドライバーの仕事は過酷」とか、一般化してしまうわけだ。
しかし実際はそれほど単純ではなく、トラックドライバーの仕事を楽しいととらえるか、過酷ととらえるかは「人によって違ってくる」。これは何もトラックドライバーの仕事が特別だからではなく、どんな仕事にも言えることだ。教師という仕事だって、楽しいと思う人もいれば過酷と思う人もいる。
さらにややこしいことに、トラックドライバーの仕事を「楽しい」と考える人も、トラックドライバーの仕事をしていて「苦しい」と思う場面があったりする。
こうなってくると、もう何が何やらわけが分からなくなる。
この状況は簡単に言うとすると、つまり、どんな職業でも適性があるかどうかで受け取り方が違う、ということだろうか。