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トラックドライバー 体験談

そして彼もいなくなった

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ブラック・オア・ホワイト

ブラック企業は誰もが避けたがると思う。俺もかつてはブラック企業でトラックドライバーとして働いていた。
そう言うと「トラックドライバーの業界なんて、皆ブラックなんじゃないの」という人もいるかもしれないが、トラックドライバーを雇う会社にもホワイトなところはある。というか、ホワイト企業のほうが多い。ブラックはまれ。
そうじゃなかったら物流は止まり、スーパーやコンビニに商品は並ばず、ネットショップでポチったHなDVDは手元に届かないだろう。
それはともかく、会社には「合う」「合わない」もあると思う。つまり、他人から見ると「仕事は過酷で給料安く、あそこはブラックだ」としか思えないような会社でも「過酷な環境で人間的に成長できる」と、嬉々として勤め続ける人もいるだろうってこと。
とにかく、俺がトラックドライバーとして最初に勤めた会社はひどかった。給料は安いのにスケジュールのきつい仕事ばかりで、しかも月に運んだ荷の重さと運んだ距離でドライバーに順位をつけて互いに競わせ、また、そこでトップになったドライバーが威張り散らすという、最悪の職場だった。もう何十年も前の話だが。

トップをねらえ

俺はその会社をすぐに辞めず、3年くらいは勤めた。俺も若かったから「運送会社なんてどこもこんなものか」と思っていたし、すぐに辞めて「根性なし」と誰かに思われるのもシャクだった。
その会社には、ドライバーの親分みたいな男がいて、そいつは常にトップの成績だったし、社長とも仲が良かった。俺は最初「トップなんだから威張っていても当たり前だし、社長と仲良くても仕方ない」と思っていたが、実際はライバルが現れるとトラックに細工したり、汚い手を使ってトップの座を維持していることが、だんだん分かってきた。
やがて俺には同僚に親友と呼べる相棒ができた。俺もじょじょに腕を上げ、トップの成績に追いつく勢いになっていたので、その親分みたいな男が当然、俺の邪魔をしてくる。しかし、相棒が親分の妨害から俺を守ってくれるようになった。
けど、やはり3年ほどで「もういいかな」と思って辞めてしまった。親友というべき相棒もいつの間にかいなくなっていたし。ちなみにそのまま音信不通の消息不明だ。
そんな会社で働いたからか、その後、多少仕事が過酷でも全然平気になった。

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