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トラックドライバー 体験談

中堅トラック運転手の独り言

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安心してほしい

ここんとこトラック運転手は人手不足が続いているそうだ。
俺はトラック運転手をほぼ20年続けている。中堅と言ってもいいんじゃないかな。
確かにウチの会社にも、特に若い人が入社してくることがほとんどなくなった。たまに新入社員もいるが、たいていは中高年。同業他社からの転職や、他業種からの転職だ。
数年前までは20代の新入社員もいた。最初は皆不安そうで緊張している。この業界を知らないことからの緊張もあるし、家族にトラック運転手がいて、業界について多少の知識があっても、それはそれで緊張するらしかった。
俺も最初は緊張しまくりだった。だから気持ちは分かる。
しかし、安心してほしい。トラックに限らずだけど、緊張ってのは運転手にとって必要だ。逆に怖いのは“慣れ”。運転手は安全運転を何よりも大事しなければいけないから、安全運転への緊張感を絶えず持ち続けてほしい。

熱烈歓迎

しかし、全体的には業界全体が若い人を求めているから、余計な不安はいらない。よほどのブラック企業でもなきゃ、若い新入社員は皆、大事にされるはずだ。
俺も後輩に教える立場になって長いこと経つけど、仕事はかなり親切ていねいに教えている。現状、基本的にはオッサンが多いけど。後輩が自分より年上ってことも珍しくはない。
俺は自分の仕事が大事だし、愛情を持って仕事している。だから、同じ職場で働こうって人間のことも大事にしたい。
トラック会社には、一般企業のような出世はない。だから同僚同士で足の引っ張り合いをすることもないし、派閥もない。あ、これは会社によりけりだけどね。少なくとも、俺の会社ではそういうことはない。
それに派閥がある会社と言っても、ただ群れるのが好きな連中が仲間内でやっているだけで、仕事にはあまり関係ない、と聞く。
怖いのは、人手不足で仕事が受けられず、受注が減って倒産なんてことになることだ。だから若い皆さんには、トラック運転手を職業として考えてほしいと、俺は強烈に熱望する。思ったより、いいもんかもしんないよ。

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